いま韓国ドラマ界で「次世代の共感型ヒロイン」として熱い視線を集める若手女優、ホン・スンヒ。
彼女の瑞々しい才能と、確かな演技力を世に知らしめた記念碑的な作品といえば、
2021年のドラマ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」を外すことはできません。
大企業での正社員登用を目指し、必死に走り続けながらも挫折していく就活生・ウノ役。
彼女が劇中で流した涙や誰もが抱える生きづらさを代弁したリアルな台詞は、同世代の視聴者を中心に大きな反響を呼びました。
原作のウェブ漫画から最も大胆なアレンジを加えられ、ドラマの重要な軸へと生まれ変わったウノ。
ホン・スンヒはどのようにしてこの役を生き、そして女優としての未来を切り拓いていったのでしょうか。
ホン・スンヒがドラマで原作を超えた共感型ヒロインとは
ドラマ「ナビレラ」の中でホン・スンヒが演じたシム・ウノは、厳格な父親の計画通りに生きてきた、いわゆる「真面目な優等生」です。
幼い頃から必死に勉強し、大学を卒業してようやく掴み取った大企業のインターンシップ。
しかしそんな彼女を待ち受けていたのは、想像以上に過酷な現実でした。
社員になるために上司の無理難題にも笑顔で応え、誰よりも懸命に働いた結果。
理不尽な評価による落選で、自分の価値を見失い深く傷ついてしまったウノ。
実はこのウノというキャラクター、原作のウェブ漫画からは最も大きな変更が加えられた人物なんです。
原作での彼女は、主人公の可愛い孫娘という印象が強い存在でした。
それがドラマ版では現代の若者が抱えるリアルな生きづらさを代弁する、もう一人の主人公として立体的に再構築されています。
「息を切らしながら必死に走っているのに、一歩も前に進めていない感覚」
挫折の渦中でウノが漏らした「ランニングマシンの上を走っているみたい」に繋がる言葉です。
それは同じように未来が見えずにもがく同世代の視聴者の胸を締め付け、大きな共感を呼びました。
ホン・スンヒ自身、学生時代はウノと同じように本当にやりたい夢がみつからずに悩んだ時期があったといいます。
「ウノのセリフは過去の自分に言われているようで、演じながら自分が一番救われていた」とインタビューで振り返っていました。
彼女自身がキャラクターの痛みに寄り添い、自身の経験を重ね合わせながら丁寧に紡ぎだした感情。
その深い感情がウノに「共感型100%のヒロイン」として命を吹き込んだのでしょう。
ホン・スンヒが「ナビレラ」で描いたリアルな家族の空気感
「ナビレラ」でホン・スンヒが演じたウノは、現実的な視点を持つ今どきの若者として描かれていました。
家族の夢を応援したい気持ちがありながらも、どこか心配や戸惑いも抱えている。
そんな複雑な感情を、ドラマ「ナビレラ」でホン・スンヒはとても自然に表現しています。
特に印象的だったのは、家族との何気ない会話や表情の演技です。
少し間を置いた返事や柔らかな視線から、ウノの優しさや本音が伝わってきました。
また「ナビレラ」ならではの温かな空気感の中にホン・スンヒのナチュラルな演技が溶け込み、本当にいそうな家族だと感じさせてくれます。
ホン・スンヒはインタビューでパク・インファン演じる祖父ドクチュルについて、
「本当にこんなおじいさんがそばにいたら、どんな気持ちだろうと思った」と語っていました。
さらに演じるウノとしてだけでなく、ホン・スンヒ自身も大きな癒やしや力をもらっていたそうです。
実際にドラマの撮影現場ではパク・インファンやナ・ムニらベテラン俳優たちが温かく接してくれたことで、緊張も自然とほぐれていったのだとか。
ホン・スンヒは「家族が集まる日のような温かい雰囲気だった」とも振り返っていました。
その言葉からも「ナビレラ」の優しい空気感は、現場そのものにも流れていたことが伝わってきます。
そんな温かな環境の中で生まれたからこそ、ウノの自然な表情や家族とのリアルな距離感が多くの視聴者の共感を呼んだのかもしれません。
ホン・スンヒが「ナビレラ」で見せた柔らかな存在感
「ナビレラ」は夢に向かって挑戦する人々を温かく描いたドラマとして、多くの視聴者に愛されました。
そんな優しい世界観の中で、ホン・スンヒの柔らかな存在感はとても印象的でした。
穏やかな表情や落ち着いた話し方で、ドラマの空気感に自然になじんでいたホン・スンヒ。
ウノというキャラクターに、本当にそこにいる家族のようなリアリティを与えていました。
また祖父ドクチュルを見守るまなざしや家族との何気ないやり取りからは、ウノの優しさや温かさが自然と伝わってきます。
ホン・スンヒにとってドラマの撮影現場は「まるでおじいちゃんの家に遊びに来たみたいだった」そうです。
そういう現場の温かな雰囲気の中で、作品に入り込めたと明かしていました。
そうした空気感が演技にも表れていたからこそ、「ナビレラ」の優しい物語はよりリアルに、多くの人の心に残ったのでしょう。
またホン・スンヒは演じるウノについて「誰でも共感できる部分だと思った」
「やりたいことを探してそれを達成するために一生懸命になるところが、今の自分とも似ていた」と語っています。
さらに、幸せを感じながら探していくことにも共感したそうです。スポーツソウル
ウノという人物に、自然と気持ちを重ねながら演じていたことが伝わってきます。
それは役柄と素の自分との間に大きな乖離がなかったからこそ、生まれた自然な空気感だったのかもしれません。
ホン・スンヒが「ナビレラ」で高く評価された理由
ホン・スンヒがドラマ「ナビレラ」で高く評価された理由のひとつに、ウノというキャラクターを自然に作り上げたことがあります。
ウノは原作とは異なる部分も多く、ホン・スンヒ自身も「ドラマのウノは新たに作り出す必要があると思った」と語っています。
さらに彼女はウノについて「20代の若者を代弁する役割だと思った」と発言。
ただ役を演じるだけでなく、同世代が抱える悩みや不安まで丁寧に表現しようとしていたようです。
その姿勢についてハン・ドンファ監督も「オーディションで目を輝かせながら演技をする姿に驚いた。迷わずキャスティングした」と高く評価していました。
また制作陣も、ホン・スンヒが優等生らしさと悩みを抱える青春の両面を自然に表現していたと語っていました。
その言葉からも、ウノというキャラクターにリアリティを与えていたことがうかがえます。
こうした細やかな役作りと共感を呼ぶ演技こそ、ホン・スンヒが「ナビレラ」で高く評価された理由なのかもしれません。
まとめ|「ナビレラ」を機に広がったホン・スンヒの魅力
ホン・スンヒにとって「ナビレラ」は、視聴者だけでなく、自身にとっても癒やしや支えになる作品だったそうです。
インタビューでは「俳優としても力や慰めをたくさんもらった作品」と語っており、
「これからもこの道を歩んでいく力をくれた」と振り返っています。
また「多くの若者たちがウノを通じて共感や慰めを感じてほしいと思って演じた」とも明かしていました。
その言葉から、役柄に対して真摯に向き合っていたことが伝わってきます。
そんな温かな感性を持つホン・スンヒだからこそ、「ナビレラ」の優しい世界観の中で、ウノという人物を自然に生きることができたのかもしれません。
さらに彼女は今後について、「今は自分の長所をキャラクターに溶け込ませたい」と語りました。
これからどんな新しい一面を見せてくれるのかにも、期待が高まります。
「ナビレラ」をきっかけに、その自然な演技と柔らかな魅力で注目を集めたホン・スンヒ。
今後の活躍からも目が離せません。

ドラマ「ナビレラ」で見せた自然体の演技は、
その後出演した「ムーブ・トゥ・ヘブン」でも高く評価されました。
タン・ジュンサンとの繊細な掛け合いも印象的で、
ホン・スンヒの温かな存在感があらためて注目を集めています。
タン・ジュンサンについて気になる方は、
こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

また2025年にはNetflixオリジナルドラマ
「CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~」に主要キャストである
キム・ビョンチョルの娘役で出演しました。
キム・ビョンチョルについてはこちらで紹介しています。

また「CASHERO 」にホン・スンヒと同じく特別出演している
キム・ヨンオクについてはこちらで紹介しています。

ホン・スンヒについてもっと知りたい方は、こちらもご覧ください。

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